Alteryxで各地点を直線で結んで表示する

Alteryxで各地点を直線で結んで表示する

Clock Icon2018.10.04

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こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。

今回は各地点を直線で結んで地図上に表示してみます。

2地点を直線で結ぶ

ワークフローの概要

まずは弊社岩本町オフィスと神田駅の2地点を直線で結んでみます。作成するワークフローは以下の通りです。

  1. Text Inputツールで各地点の緯度経度の情報を入力
  2. Create Pointsツールで位置情報を出力
  3. Poly-Buildツールで各地点を線で結ぶ
  4. Browseツールで地図に表示

ワークフローの詳細

[In/Out]->[Text Input]に岩本町オフィスと神田駅の緯度経度の情報を入力しています。「Location」が場所、「Latitude」が緯度、「Longitude」が経度の情報になっています。

[Spatial]->[Create Points]を追加します。[X Field (Longitude)]に経度、[Y Field (Latitude)]に緯度を設定し、Pointという位置情報を出力します。

[Spatial]->[Poly-Build]を追加します。[Source Field]にPointデータのある「Centroid」列を選択します。

[In/Out]->[Browse]を追加して結果を確認します。ResultsウィンドウではLineというデータがあることが確認できます。

プルダウンメニューから地図を選択すると、地図上に2地点を結んだ直線が表示されています。

複数の地点を線で結ぶ

ワークフローの概要

今度は岩本町オフィスから神田駅、東京駅、上越妙高駅を経由して上越オフィスまでを直線で結びます。作成するワークフローは以下のとおりです。

  1. Text Inputツールで各地点の緯度経度の情報を入力
  2. Generate Rowツールで各地点のデータを複製
  3. Multi-Row Formulaツールでグループ化
  4. Create Pointsツールで位置情報を出力
  5. Poly-Buildツールで各地点を線で結ぶ
  6. Browseツールで地図に表示

ワークフローの詳細

Text Inputツールで岩本町オフィス、神田駅、東京駅、上越妙高駅、上越オフィスの緯度経度の情報を入力しました。

今回作成するワークフローでは、岩本町オフィスと神田駅、神田駅と東京駅というように、2地点ずつ順に線で結びたいと考えています。入力したデータでは各地点が1行ずつ入力されていますが、2地点ずつ線で結ぶため、各地点のデータを複製して2行にします。[Preparation]->[Generate Row]を追加し、[Create New Field]に「RowCount」と「Int32」、[Initialization Expression]に「1」、[Condition Expression]に「RowCount <= 2」、[Loop Expression (Usually Increment)]に「RowCount + 1」を設定します。

結果を確認すると、各地点が2行ずつ表示されています。

線で結ぶ2地点をグループ化するため、[Preparation]->[Multi-Row Formula]を利用します。[Create New Field]に「Group」と「Int32」を設定し、新しく「Group」列を作成します。

[Expression]では、以下の結果になるように設定しています。

  • 「Location」列が岩本町オフィスの場合は「RowCount」列のデータを出力
  • 「Location」列がひとつ上と異なるデータの場合は「Group」列のひとつ上のデータを出力
  • それ以外の場合は「Group」列のひとつ上のデータに1足したものを出力

結果を確認すると、「Group」列が追加されています。岩本町オフィスと神田駅、神田駅と東京駅という線で結ぶ2地点に同じ数字が割り当てられています。

Create Pointsツールを追加し、各地点の位置情報を出力します。

Poly-Buildツールを追加します。[Source Field]にPointデータのある「Centroid」列、[Group Field]に「Group」列を選択します。

Browseツールで結果を確認します。Resultsウィンドウでは以下のように表示されます。2地点があるグループではLineデータ、1地点のみのグループではPointデータになっています。

地図の表示を確認してみます。全体図は以下の通りです。岩本町オフィスと上越オフィスのPointデータが点で表示されています。

東京方面を拡大すると各地点がグループごとに線で結ばれていることが分かります。

最後に

今回は各地点を直線で結んで地図上に表示する方法をご紹介しました。今後もAlteryxの機能をご紹介していきます。

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